スヌード編み図は輪針で簡単?初心者向けの目数・針選び・メビウス編みを徹底解説
輪針でスヌードを編んでみたいけれど、無料の編み図はどこで探せばよいのか、作り目は何目にすればよいのか、針の長さは何cmが適切なのか。初めて挑戦する方にとって、こうした疑問は少なくありません。
輪針を使った棒針編みのスヌードは、編み地を筒状につなげて編めるため、マフラーのように長い端を最後に縫い合わせる必要がないのが魅力です。基本の2目ゴム編みなら複雑な模様編みも必要ありません。さらに、長い輪針を活用するマジックループや、ねじれた立体感が特徴のメビウス編みなど、技法によって仕上がりの違いも楽しめます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:初心者は、シンプルな2目ゴム編みを輪に編む方法から始めると取り組みやすい。
- 要点2:作り目と段数は、完成サイズだけでなく試し編みのゲージを基準に決める。
- 要点3:通常の輪編み、マジックループ、120cm輪針を使うメビウス編みは、それぞれ仕組みが異なる。
【無料の編み図】輪針で作るスヌードはどこで探す?公式レシピを比較
スヌードの編み図を探すなら、最初に確認したいのが手芸メーカーの公式レシピです。必要な毛糸、使用する針、完成サイズ、作り方をまとめて確認できるため、材料をそろえる段階で迷いにくくなります。
クロバー株式会社の公式サイトには、「匠」輪針-Sを使った作品の編み図ダウンロードページや、個別の手作りレシピが掲載されています。2目ゴム編みを取り入れたネックウォーマーや、かのこ編み、透かし模様を使ったメビウススヌードなど、技法に応じた作品を選べるのが特徴です。
具体的には、次の公式レシピが参考になります。
- 「2目ゴム編みのメビウスネックウォーマー」:ゴム編みの伸縮性を生かした作品に挑戦したい方に向いています。公式の編み図ダウンロードページでは、「匠」輪針-S 100cm・15号を使う作品として紹介されています。
- 「2段かのこ編みのメビウススヌード」:表目と裏目を組み合わせた、凹凸のある編み地を楽しみたい方に適した選択肢です。掲載レシピでは100cm・14号の輪針が指定されています。
- 「メビウス編みで編む 透かし模様のスヌード」:120cmの長い輪針を使い、透かし模様を取り入れた作品です。公式レシピでは、ジャンボ8mmの輪針と目数リングが指定されています。
このように、同じスヌードでも必要な針の長さや太さは一律ではありません。編み図を選ぶ際は、作品写真だけでなく、用具欄と材料欄まで確認することが大切です。
なお、クロバー株式会社のレシピには、掲載当時に使用していた毛糸が現在販売されていないと記載された作品もあります。その場合は、代替糸の太さ、長さ、素材、ゲージを比較して選びましょう。無料の編み図を見つけても、掲載糸をそのまま購入できるとは限りません。

【初心者向け】輪針でスヌードを編む基本手順と作り目のコツ
輪針で初めてスヌードを作るなら、筒状に編む基本の棒針編みから始めるのがおすすめです。特別な模様編みや複雑な増減目を避け、作り目、輪編み、伏せ止めの順に覚えると、工程を整理しやすくなります。
1.毛糸と輪針を用意する
まず、編み図に指定された太さの毛糸と輪針を準備します。加えて、段の始まりを確認する目数リング、とじ針、はさみがあると便利です。目数リングは、輪編みの開始位置を見失わないために役立ちます。
輪針には、針先をコードでつないだ構造上の特徴があります。棒針2本で往復編みをする場合と異なり、輪編みでは基本的に作品の表側を見ながら同じ方向へ編み進められます。
2.ゲージを確認して作り目を作る
作り目は、完成したスヌードの周囲を決める重要な工程です。指でかける作り目など、編み図に指定された方法で必要な目数を作ります。
ここで意識したいのが、作り目を数え終えたら、目がねじれていないかを確認することです。輪にする際に作り目の列がねじれると、そのねじれが編み地に残ってしまいます。針先とコードに沿って目を整え、すべての目が同じ向きに並んでいることを確認してから編み始めましょう。
3.輪につなぎ、2目ゴム編みを編む
輪編みの準備ができたら、目数リングで段の始まりを示します。2目ゴム編みの場合は、表目を2目、裏目を2目という順序で繰り返します。輪に編むため、往復編みのように毎段編み地を裏返す必要はありません。
最初の数周は、編み地のねじれや目の緩みを確認しながら進めます。特に段のつなぎ目付近は、糸を強く引きすぎたり緩めすぎたりすると、仕上がりに段差が生じることがあります。
4.好みの高さまで編み、伏せ止めする
必要な高さまで編んだら、編み図に従って伏せ止めを行います。縁がきついと頭を通しにくくなるため、ゴム編みの伸縮性を損なわないように仕上げましょう。
最後に糸端をとじ針で編み地にくぐらせ、余分な糸を処理します。輪針で筒状に編む方法なら、一般的な平編みのように両端を縫い合わせる工程を省けます。ただし、糸始末や伏せ止めまで不要になるわけではありません。
【目数と段数の計算】輪針スヌードのサイズを失敗なく決める方法
輪針でスヌードを編むとき、編み図の目数や段数をそのまま使えば必ず同じサイズになるわけではありません。編む人の手加減、毛糸の太さ、針の号数、模様の種類によって編み地の密度が変わるためです。
サイズを調整する基本は、10cm四方の編み地に何目・何段あるかを示す「ゲージ」です。毛糸のラベルに記載された標準ゲージは目安として使い、実際に使用する糸と針で試し編みをして確認します。
作り目の計算式
目標とする周囲と、試し編みで測った10cmあたりの目数から、必要な作り目を計算できます。
作り目の目安 = 目標の周囲(cm)× 10cmあたりの目数 ÷ 10
例えば、周囲56cmのスヌードを作り、試し編みで10cmあたり14目になったとします。この場合、56×14÷10=78.4目です。
2目ゴム編みは、表目2目と裏目2目で4目が1模様になるため、通常は作り目を4の倍数に調整します。78.4目に近い候補は76目と80目です。どちらを選ぶかは、実際の編み地の伸縮性や着用感、完成させたい周囲によって判断します。
この数値は計算方法を示すための例であり、すべての毛糸や体格に適した標準サイズではありません。特に、伸縮性の高いゴム編みは、平置きの寸法と着用時の寸法が異なるため、試し編みを軽く伸ばした状態でも確認すると安心です。
段数の計算式
スヌードの高さは、縦方向のゲージから計算します。
必要な段数の目安 = 目標の高さ(cm)× 10cmあたりの段数 ÷ 10
例えば、目標の高さが30cmで、ゲージが10cmあたり18段なら、30×18÷10=54段が目安です。輪編みの場合は「段」を「周」として数えることもありますが、段数を示す編み図では、記載された数え方に従ってください。
2目ゴム編みでは、模様の区切りが分かりやすいよう、段の始まりに目数リングを付けておくと便利です。段数カウンターを使えば、高さの調整や編み図との照合もしやすくなります。

【輪針の長さ比較】40cm・60cm・80cm・120cmはどれを選ぶ?
輪針選びで迷いやすいのが、針先からコードを含めた輪針全体の長さです。短い輪針は小さな輪編みに、長い輪針は大きな作品や特殊な技法に適しています。ただし、必要な長さは針のメーカーや作品の編み方、編み地の周囲によっても変わります。
| 輪針の長さ | 主な用途・特徴 | 選ぶときの注意点 |
|---|---|---|
| 40cm | 小さめの筒状作品など | スヌードの周囲が小さい場合は、目を無理なく動かせるか確認する |
| 60cm | 比較的小さな輪編みや、作品に応じた通常の輪編み | 作りたい周囲とコードの長さが合っているか確認する |
| 80〜100cm | 幅のある筒状作品や、マジックループを使う小さな輪編み | マジックループではコードを引き出す余裕が必要 |
| 120cm | メビウス編みや、長い輪針を使う特殊な技法 | 通常の輪編みと作り目の手順が異なる作品がある |
ここで大切なのは、長い輪針ならどの作品も編みやすくなるわけではないことです。一般的な輪編みでは、目数に対して輪針が長すぎると目を均等に配置しにくくなります。一方、マジックループは長いコードを途中で引き出し、編み地を分割して編むことで、小さな輪編みに対応します。
マジックループは初心者にも使える?
マジックループは、長い輪針を使って編み地を2つに分け、小さな輪を編む方法です。クロバー株式会社の公式解説では、60cm以上の輪針を使う技法として紹介されており、靴下やアームウォーマーなどの輪編みに活用されています。
メリットは、作品ごとに短い輪針を何本もそろえなくても、小さな筒状の編み地を作れることです。ただし、コードを引き出す位置で編み目が緩んだり、左右の編み地の境目に隙間ができたりすることがあります。最初は80cm程度以上の輪針を使うレシピも参考にしながら、コードの扱いに慣れるとよいでしょう。
なお、マジックループはあくまで小さな輪を編むための技法です。後述するメビウス編みのように、ねじれた一続きの編み地を作る技法とは目的が異なります。
【2目ゴム編みと簡単な模様】初心者向けの毛糸選びと編み地のコツ
スヌードの仕上がりを左右するのは、針の長さだけではありません。毛糸の太さ、素材、伸縮性、表面の風合いによって、首元のボリュームや肌触り、編みやすさが変わります。
初めてなら2目ゴム編みがおすすめ
2目ゴム編みは、表目2目と裏目2目を繰り返す基本的な編み方です。凹凸のある編み地になり、横方向に伸びやすい特徴があります。複雑な模様編みを覚える必要がないため、輪針の扱いと目数の管理に集中しやすいのが利点です。
クロバー株式会社の公式レシピには、2目ゴム編みを取り入れたメビウスネックウォーマーも掲載されています。通常の輪編みで基礎を覚えてから、こうした応用作品に進むと、技法の違いを理解しやすくなります。
輪針で編みやすい簡単な模様
- メリヤス編み:輪編みでは基本的に表目を繰り返して編みます。シンプルで、毛糸の色や風合いを生かした作品に向いています。
- ガーター編み:往復編みでは表目と裏目を使い分けますが、輪編みでは表目の周と裏目の周を交互に編む方法が基本です。編み地の表情を変えたいときに適しています。
- かのこ編み:表目と裏目を組み合わせて凹凸を作ります。2段かのこ編みなど、繰り返しの規則が分かりやすい模様は初心者のステップアップにも向いています。
- 2目ゴム編み:伸縮性と立体感を両立しやすく、首元にフィットするスヌードを作りたい場合に適しています。
初めての作品では、段ごとに複雑な模様を切り替える編み図より、一定のリズムを繰り返す編み図を選ぶのが実用的です。目数リングを使って段の始まりを明確にすると、模様のずれにも気づきやすくなります。
スヌードに適した毛糸の選び方
毛糸を選ぶときは、まず編み図に記載された太さとゲージを確認します。そのうえで、使う季節や肌触り、手入れのしやすさを考慮しましょう。
- ストレートヤーン:糸の形状が均一で編み目を確認しやすく、初めての輪針スヌードに向いています。
- ウール系:保温性を重視したいときの選択肢です。素材によって肌触りや洗濯方法が異なるため、表示を確認してください。
- アクリル系・混紡糸:手入れのしやすさや価格を重視する場合に候補になります。洗濯表示や伸縮性を確認して選びましょう。
- モヘアやファンシーヤーン:ふんわりした風合いや華やかな表情を出せますが、編み目が見えにくい糸は、目を数え直したり間違いを修正したりする作業が難しくなることがあります。
初心者が失敗しにくい組み合わせは、編み目を見分けやすいストレートヤーンと、糸の太さに合った輪針です。太い糸は短い時間で高さを出しやすい一方、厚みが出すぎる場合もあるため、完成したときのボリュームも考えて選びましょう。

【メビウス編みと平編みを比較】縫い閉じないスヌードの仕上げ方
スヌードは輪針で筒状に編む方法だけでなく、長方形に編んでから両端をつなぐ方法でも作れます。どちらが適しているかは、使用する針や覚えたい技法、完成形の好みによって変わります。
メビウス編みは120cm輪針で作る特殊な技法
メビウス編みは、編み地が一度ねじれた状態でつながり、メビウスの輪のような形になる技法です。通常の輪編みとは作り目の仕組みが異なり、作り目をした反対側にも目を作ることで、編み進めるにつれて上下に編み地が広がっていきます。
クロバー株式会社の「『匠』輪針-S 120cmで編む メビウス編み スヌード」では、120cmの輪針を使用する方法が紹介されています。作り目をした後は通常の輪編みのように同じ方向へ編み進める構造で、ねじれた編み地が自然につながるのが特徴です。
同社の「メビウス編みで編む 透かし模様のスヌード」では、120cmのジャンボ輪針8mmを使用するレシピが公開されています。掲載レシピの完成サイズは、幅約34cm、周囲約71cmです。これは特定の毛糸と編み方を用いた作品例であり、別の糸や針を使う場合には同じサイズになるとは限りません。
メビウス編みの魅力は、単に縫い目がないことだけではありません。ねじれによって表裏の見え方が連続し、一般的な筒状スヌードとは違った立体感が生まれます。ただし、作り目に独特の手順があるため、初めて輪針を使う方は、まず通常の輪編みを練習してから挑戦する方法もあります。
かぎ針で平編みしてつなぐ方法との違い
かぎ針で平らに編む方法は、くさり編みを土台にして細編みなどの模様を編み、長方形の編み地を作ってから両端をつなぐスタイルです。輪針を使わずに作れるため、かぎ針編みに慣れている方にとっては取り組みやすい方法です。
輪針で編む場合は、基本的に筒状の編み地をそのまま完成させるため、側面の縫い合わせを省けます。一方、平編みは編み地を広げた状態で作業でき、幅や長さを確認しやすいという利点があります。端をつなぐ工程が必要になるものの、縫い目をデザインの一部として扱うことも可能です。
どちらの方法でも、糸始末や編み終わりの処理は必要です。「縫い閉じない」という表現は、主に輪針で筒状に編むことで側面の縫い合わせを省く意味であり、仕上げ作業が一切なくなるという意味ではありません。
【プロの結論】初めてスヌードを編むなら、通常の輪編みと2目ゴム編みから始めるのが合理的です。針やコードの扱いに慣れているならマジックループも選択肢になります。ねじれた立体感を楽しみたい場合は120cm輪針を使うメビウス編み、かぎ針の操作に慣れている場合は平編みしてつなぐ方法が向いています。技法の難易度だけでなく、手持ちの道具と作りたい形を基準に選ぶことが、完成まで無理なく進める近道です。
【スヌード編み図輪針】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:輪針でスヌードを編む場合、作り目は何目にすればよいですか?
A1:完成させたい周囲と、試し編みで確認した10cmあたりの目数から計算します。2目ゴム編みの場合は、模様がそろうよう通常4の倍数に調整します。毛糸や針によってゲージが変わるため、編み図の目数をそのまま流用する前に確認しましょう。
Q2:初心者は何cmの輪針を選べばよいですか?
A2:まずは編み図で指定されている長さを選ぶのが基本です。通常の輪編みでは作品の周囲に合う長さを選びます。マジックループは60cm以上の輪針を使う方法として紹介されており、メビウス編みでは120cmの輪針を使う公式レシピもあります。
Q3:無料のスヌード編み図はどこで探せますか?
A3:クロバー株式会社の公式サイトには、輪針を使う作品の編み図ダウンロードページや個別の手作りレシピがあります。2目ゴム編み、かのこ編み、メビウス編みなど、好みの技法から探せます。掲載作品によっては使用毛糸が販売終了になっているため、材料欄とゲージを確認してから編み始めてください。
まとめ:輪針スヌードは編み図・針の長さ・ゲージで選ぶ
スヌードを輪針で編むときは、最初に完成させたい形を決め、作品に合った編み図と針を選ぶことが大切です。シンプルな筒状のスヌードなら2目ゴム編みから始めやすく、マジックループを覚えれば長い輪針で小さな輪編みもできるようになります。
120cm輪針を使うメビウス編みは、ねじれた立体感を楽しめる応用技法です。一方、かぎ針で平編みしてつなぐ方法は、編み地を広げて作業したい方に向いています。それぞれのメリットを知っておけば、初心者でも自分に合う方法を選びやすくなります。
編み始める前には、無料の編み図に記載された材料、針の長さ、作り目、ゲージを確認しましょう。特に目数と段数は、試し編みを基準に調整することで、完成サイズのずれを抑えられます。まずは扱いやすい毛糸と基本の輪編みから、自分のペースでスヌード作りを楽しんでください。 (出典: スヌード 編み 図 輪 針(Yahoo!ニュース))